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アカガシラサギは、コサギより小さいですが首をちぢめていることが多いので余計に小さく見えます。夏羽では頭部と首から胸あたりまでは赤褐色で背は黒く、翼、尾、
腹は白いので一見して他のサギ類と区別はしやすいです。嘴は橙黄色で先が黒くなっています。冬羽では頭から首、胸の部分が白地に褐色の縦班となります。
分布は、大陸のモンゴル、中国からインドシナ半島などで繁殖し、北で繁殖したものは冬に南(中国南部、マレー半島、ボルネオ島など)に移動するとされます。
日本には、渡りの時にごく少数が渡来します。
習性としては、水田、池、沼など水辺のほとりにいて、魚、甲殻類、昆虫などをエサとしています。安曇野に飛来した時には、田んぼの畔で主にケラを捕まえて
食べていました。
(文:大関豊)
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