45. カワウ(ペリカン目ウ科)

カワウの着水(写真:中村照男)


夏羽のカワウ(写真:中村照男)


カワウの羽干し(写真:大関豊)
カワウが安曇野に姿をみせるようになったのは数年ほど前からで、最近目だって多くなりました。
カワウは海辺にも内陸の淡水にも います。きわめて集団性が強くかなり大きな集団を作って生活し、夕方には決まった「ねぐら」に集まって夜を過ごします。 安曇野にもこの「ねぐら」ができた・・ように聞きおよんでおります。 彼らの主食は魚類で、水中にもぐり魚を追いかけて捉えます。食欲は旺盛でそのため漁業関係者からは嫌われ者となっています。お魚の嫌われ者 ブラックバスやブルーギルなどの天敵になれば、うまく収まるのになぁ〜などと考えてしまいます。
繁殖期には顔が白くなり(個体差があって白くないものもあります)、また足の付け根に白斑がみえます。
また、ウの仲間は尾脂線(びしせん)からほとんど分泌物は出ず、そのため他の水鳥のように羽毛を防水性にすることが出来ません。 従って水が早く羽毛にしみ込んでしまい長時間水中にいることができません。彼らが翼を広げて休んでいるのは乾かしているのだ、と言われて います。(別見解もあり)
繁殖はコロニー(集団営巣)となりカラスやサギ類の古巣を利用することもあるようです。
(文:大関豊)
標鳥〜留鳥(安曇野:最近、数が多くなりました)
L82cm、
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