◆◆◆タカの渡りは「旋回・上昇」と「滑空」のくり返し!◆◆◆

−−「タカの渡り、観察ガイドブック」信州ワシタカ類渡り調査研究グループ著より抜粋しました−−
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▽上昇気流を・・
利用して旋回上昇し、飛翔高度を高くしてから滑空していきます。上昇気流に乗って高く舞い上がった タカが滑空を始めると、高度は少しずつ下がっていきます。そうしたらまた、上昇気流を見つけて再び 高度を上げていきます。このような上昇、滑空を繰り返しながら渡っていきます。
もちろん、上昇気流のない場合(朝方や天気悪い時)や、気流をあまり利用しないタカ(ハヤブサ類)は はばたいて渡っていきます。ハイ。
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▽旋回上昇中は・・
タカは集まります。この状態をタカ柱といいます。数十〜数百のタカ柱は圧巻です。多い日は、同時にいくつもの タカ柱を目にする時があります。左は真上でタカ柱状態になった時の写真です。
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▽ある程度高度を・・
かせぐと、滑空に入ります。羽をちょっとすぼめて一直線に飛んでいきます。アリさんの行列のようで あったり、川のように巾があったりで、そのときにより違います。だいたいは一集団単位でこの光景が 見られますが、すごいときは、これがえんえんと続きます。(2001年9月22日が、この状態でした) えんえんと続く光景は、圧倒されますが、これは別格としても、数十〜数百単位集団のタカが渡っていく姿 も圧巻です。感動しますね。ぜひ、一度、遭遇してみてほしいと思います。(ぺこ)