[ハッカチョウ]−2022/01/05報−

昨年のこと、四国八十八か所お遍路に行った時のことです。とある道の駅で変な鳥に出会いました。どっかで見たことがあるような…、でも思い出せない…、そうだ、図鑑で 見た気がする…とまで思い出しましたが、名前までは出てきませんでした。とにかく証拠写真を、とカメラを取りに車へ、そして戻ってみるともういません。近くの畑かあるいは川かと 1時間くらい探したでしょうか、でも見つかりませんでした。あきらめて道の駅に戻り「おしかったなぁ、残念」と休憩すること、しばらくして…、何気なく前を見ると、何と、何と、すぐ 目の前にいるではないか、しかも二羽。どうやら、落ちているハナミズキの実を啄ばみにやって来たようで、なんというラッキーな再会でしょう。結局、最後まで名前は出てきませんで したが、家に帰ってから図鑑で「ハッカチョウ」と分かりました。図鑑にはハッカチョウは、1979年、沖縄県与那国島で滞在しているのを観察され、もともと中国や台湾では 普通に繁殖しているので野生のものが渡来したとも考えられますが、一方で飼育目的で輸入されており逃げ出したもの、いわゆる「篭脱け」で観察されることが多い、とありました。 この個体も、おそらく「篭脱け」であろうと思いますが、珍しいものに遭遇したもんだ、とホットニュースに取り上げてみました。
(ペコム)
(写真、ペコム 2021年11月10日、香川県綾川町にて)


二羽いました。


ハナミズキの実が目当てだったようです